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桐の業務システムでデータをサーバに配置し、同じファイルを複数端末での同時利用をストレス無く実現。 この方法は、10年前から複数の企業で導入実績があり、問題無く作動し続けているシステムです。 一件、使えそうな桐の共有モードは業務システムでは、無理なので、その機能は使っていません。 実施例の中で負荷が高いものは、約80項目、数十万件の伝票データを5端末から同時に、登録・訂正・削除などを実施しています。 また、この方法は理論上、端末ユーザ数は無制限です。 ■この方法のメリットは、システム作成面で桐の特徴である画面や印刷関係の負担が軽減される事です。 ※【注意】この実施例は、自己責任で実施してください。質問メールなどは受け付けていません。 | ||
【桐の共有はなぜ使わないのか】 多くの桐ユーザが、桐の共有モードを試されたと思います。業務に利用出来ない理由は下記のとおりです。 ・反応が遅い。 ・共有ファイルが壊れるケースがありシステム全体の停止を招く。 【しくみの概要】 ![]() ・上図でServerは、端末のログイン認証と、シンプルなファイルサーバとしてだけの機能で使用しますので高級な 機種は不要です。 ・複数の端末側には、桐のシステム・業務システム(cmd wfmなど)をセットします。 ・この方法のポイントは、以下の四点です。 1.最初に目的のマスタ(tbl)を一旦自機に取得してから処理を実施する・・サーバアクセスを減らす。 2.各端末の下記処理はマスタ(tbl)の読み書きが可能かの判定をして実行する・・・先着順で処理を実施。 3.マスタの削除・訂正・登録は、基本的に単一行処理なので、ほぼ瞬時にマスタを解放する。 4.請求処理など多数行を一括で更新する処理は、別途独占使用を宣言して実施する。 【処理の受付と実行】 ・削除や訂正処理は、取得した最新マスタの複製を表示させ、ユーザからの指定を受け付けます。 ・削除も訂正も、対象となるカウンタ行番号を取得し、サーバの原本マスタのカウンタ行を検索し、処理を実施。 ・新規登録は、最新マスタ複製の型枠を書き出し、そこに複数行の登録をし、原本マスタに追加書き出し。 ・削除と訂正は毎回単一行の処理、新規登録は複数行の処理となっている。 【サーバの更新方法】 ・上記の更新は、事前にサーパ側の表が開けるか判定し、表が解放されていたら更新を実行し解放する。 ・一つの更新では、1〜3秒で終了する。複数端末が同時でも5秒前後のウエイトで済む。 ・同時処理をする端末数の想定は、7〜8台。ただし、業務の内容で異なります。 ■計測に試用した表 10万行 項目数 50項目 ファイルサイズ 70Mb 【表を占有する処理の場合】・・・(請求書印刷、年次更新など) ・請求書の印刷などは、他の端末の利用を禁止するフラグを立て独占的に処理を実施する。 ・この処理は、上記の様な共有しているユーザがいる間は、独占できない。 サンプルDLと作動上の注意点 【サーバで共有する表の条件】 1.表のバックアップは取らないに設定(必須) 2.表引きの計算項目や値集合で、他の表を指定した場合は、システムの起動時に参照する 表を端末機の複製マスタのフォルダに読み込んでおく。 3.カウンタ行がある場合は、サンプルでは項目名[カウンタ]なので、項目名をそれに合わせる。 カウンタ項目がなければ、追加しておく。 4.索引は極力減らすか使用しない。 ■業務システムにおけるマスタ表の注意点。 このサンプル利用以外で、実際の現場をみるとあまりにも余分な項目や索引が多すぎます。 核になる箇所は無駄な部分をそぎ落とし、シンプルな構造にして運用するのがベストです。 サンプルのダウンロード zip圧縮版⇒ 【hp用サンプル.zip】 右クリックし 「名前を付けてリンク先を保存」(fox)/「対象をファイルに保存」(ie) 【事前準備】 1.現在、利用中のマスタファィルの複製をサーバに配置し、ファイル名を変更して利用します。 2.上記の表を、上記の表の条件に一致させます。 【DLしたサンプルを解凍し各端末にインストール】 解凍するとフォルダ「hp用サンプル」内に桐V9仕様のシステムが入っています。 これを複数の端末にセットし、試し処理を実施してください。 hpサンプル.cmdを起動すると、最初に下図が表示されるので、サーバのサンプルtblを指定。 ▼を使って指定します。 ![]() 次に下図のメイン画面が表示されます。 ![]() 「複数利用のテスト」では、本来、複製の表を使い、フォームを作成し、会話形式で、削除や訂正行 の取得を行いますが、ここは共有利用のテストなので、固定の行を指定して、試します。 複数の端末で同時に「訂正」などを実行してみて下さい。 登録に関しては、カラの表が表示されますので、複数行の登録を行って試してください。 |